世界選手権を戦うべく設計された超軽量アルミ鍛造H型6本スポークホイールGASS-RSA。膨大な切削工程が必要とされるH断面6本スポークとリム部の肉抜き加工によって、PIEGAより約10%の軽量化を実現。その徹底した軽量化フォルムをストリートにフィードバック。 GASS-RSAはシャープで半光沢感の”チタンアルマイト”と”ブラックアルマイト”の2種類を標準設定(ペイントはOPTION設定)。


製法

素材をプレスによって圧縮成型して製品をつくりあげる製法で、強度が高く粘り強い特性が得られるのが特徴。完成品の品質は、プレス能力や金型のレ ベルに左右され、プレス能力が高いほど、また圧縮成型された素材がより完成品に近いほど良質な製品に仕上がる。このホイールには世界トップレベルの鍛造プ レスを駆使し、理想的な形状まで圧縮成型することのできる高度な金型を採用しています。


素材

製法とは別の次元で素材自信が持つ特性も高品質な製品づくりには欠かすことができない要素です。鍛造製法に最も適した素材の選択は製品づくりの基礎と言えるもので、十分に吟味した鍛造用アルミニウム素材を採用しています。


基本デザイン

このスポークデザイン採用の決定理由は、ホイールの剛性・耐久性と軽量化の“バランス性能”を追及したもので、まさにトップレベルの軽量化を実現しています。そしてその結果、生まれるシンプルで精悍なフォルムは純正装着ホイールとは比べるまでもない。その質感でマシン全体のルックスに独特な個性を演出させるでしょう。


スポーク構造

スポーク構造は剛性と軽量化を両立するため、膨大な切削工程が必要とされるH断面形状を採用。そのほか側面ポケット加工や軽量穴の設計など、機能性とルックスに対するデザインを徹底的に吟味しています。


ハブ構造

前後ホイール共に、内部を「くりぬき切削加工」により仕上げた大口径ワンピース・モノコック・ハブ構造。フロントホイールは一部の車種用を除きディスクフランジを装着しないワンピース構造を基本とし、ディスクローター取付部デザインなども含め、グラム単位の軽量化にこだわり切削加工に手間をかけました。


リム構造

基本的なリム断面構造は「JWL(*2)」および「JASO(*3)」の規格に順ずる”MT型リム”を採用。リム部肉厚は高品質鍛造製法により、一般的なダイキャスト製法(*4)に対して薄く仕上がるため、慣性モーメント軽減に大きく貢献。そのハンドリング特性の飛躍的な向上は体感性能として現れます。nn(*2)ホイールメーカー、国土交通省が定めるホイールの強度規格の事。n(*3)社団法人自動車技術会が定める規格。規格は基本的にJWLに順ずる。n(*4)一般的に鋳造ホイールと呼ばれるもので、純正ホイールのほとんどが該当。n


ダンパーシステム

機能性・耐久性に対して様々な工夫を凝らしたダンパーシステム採用。ラバーは良質な材質を選択すると同時に余裕ある容量を確保し、ダンパーベアリングも耐久性に優れた大容量タイプを装着しました。


構成部品

ホイール本体以外の部品は、すべて超々ジュラルミン素材と呼ばれる”7075材”を切削加工により製作。軽量化と機能美にこだわったデザインを追求。(仕上げはブラックハードアルマイトで統一。)