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CP:O・Zの二輪ホイール部門はどんなスタンスで製品の開発に取り組んでいるのでしょうか?

G氏:もともとはハイスペック、コスト的にも高い製品作りが我々の特徴になります。さまざまな細かいひとつひとつの要素にまで注意を払ってイノベーション(革新・開発)していくということなんです。まずデザイン性に注目してデザインを向上させる。表面処理も、ただ単に塗装するのではなくてアルマイト処理などの特殊な加工をほどこしています。さらに色にもこだわりを持っていて色自体の開発もしました。さらにホイール自体のスタイルも重視して作り込んでいます。根底にあるのは、イノベーションの力をものすごく信じていることです。イノベーションを重ねることでいい製品ができ上がるのです。新素材に注目して開発し、つねに新しいフォルムを模索する。さらに新しい技術も導入していく。そういった心構えでいつもやっています。

もう一つ言えるのは、単に部品を納入するだけのメーカーではないということ。パーツだけではなくシステム一体としてユーザーにパーツを供給していきたいのです。これを車両全体を視野に入れてパーツを作っていく”インテグラシステム”と言います。いわゆる統治されたシステムですね。ですからブレーキシステムやフロントフォークなど、そういったパートにシナジー、相乗効果をかもし出せるようなモノをいつも考えているのです。あるパーツがほかのパーツとうまくかみ合って作動しつつ機能していかないとバイクの性能も向上しないので、その点を重要視して我々は考えています。ライバルメーカーには単純にホイールのことだけを考えて、ほかのパートのことを考えないで開発しているところが多いように感じます。それではシステムとしての機能をはたしません。だから我々は、一つのパーツを作るのではなく、システムを作っているのだと考えるのです。我々パーツメーカーがパーツを供給して、車両メーカーがさまざまなパーツをアッセンブリーし、最後に車両ができ上がるわけですが、それがハーモニーをかもし出さないとバランスの悪いバイクになってしまいます。それでは車両メーカーも面倒な思いをするでしょう。我々はそういった問題を解消して、一体となって性能が向上するようなやり方、製品作りを心がけているわけです。ですからパーツだけではなくシステムとしての製品を作るメーカーだと言えます。

CP:先にも出てきましたが、日本ではノーブレスト社がディストリビューターとなります。どういった経緯でパートナーシップを組むことになったのですか?

G氏:ノーブレスト社とはつい最近協力体制が整ったわけですが、我々の間には一つのフィーリングがあって、情熱的な関係と言っていいと思います。ディスカッションをしていて、意見が合致することが多かったのです。こういった性能を評価するとか、外観が好きとかデザインが好きとか意見が合うんですね。ですから、意思疎通もかなりスムーズで、我々はいいパートナーと言えるのではないでしょうか。製品にかける情熱も我々と同じくらい持っていると感じました。日本でのパートナー探しでいつも感じるのは、日本人はリスクを背負うときはすごく慎重になるということ。いろんなステップを踏んで、手続きもいろいろあったりして長いんですよ、モノごとが決まるまでに。それがノーブレスト社は違ったのです。日本人特有の注意深さとか、細かいところへの配慮はあるんですが、とにかく対応が早い。さらに先見の明があります。ユーザーが今何を欲しがっているか、すばやく感じ取る力がかなりあると思います。これらは我々がこれからマーケットを獲得していかなければいけないという点において、大きなポテンシャルになると思ったので、組ましていただいたのです。

マッシミリアーノ・ボガーニ氏(以下M氏):今回協力体制を築いたことで、レース関係と一般的なアフターマーケット両面のテクニカルサポートは我々が全面的に行なっていきます。イノベーション関連もしかりです。ノーブレスト社は日本独特の、固有のニーズを完全に把握していて非常に鋭い感性を持っているので、どういった戦略で日本市場で展開していけばいいのかということは、青写真としてだいたい見えてきています。我々としてもいろいろな形でイニシアチブを取って協力していくつもりです。マーケットの展開を見ながらお互い連絡を取り合って、さらに大きく展開できるように努力していきます。

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