
CP:BMW社以外とのレース活動の状況を教えてください。
G氏:ドイツのスーパーバイク選手権に参戦しているKTMチームにすでに供給しています。ほかにもスーパーバイク世界選手権の主だったチームやMotoGPに参戦しているチームからかなり引き合いは来ています。O・Zモーターバイクはまだ若い会社ですから、これからどんどんお客さまを増やしていきたいのです。そのため過去3ヶ月間はかなり販売拡大に力を入れました。とくにMotoGPのトップチームの方たちと、今後協力していけたらなと思っています。現在はMotoGPの125、250、Moto2、さらにスーパーバイクのトップチームとテストを行なっています。チームごとにライダーのニーズやレースの特徴もありますから、それぞれにカスタマイズされた商品を作っていく作業をしているため、ひとつひとつの製品が違ってくるわけです。現在どこも製品としてはテスト段階にあり、改良に改良を重ねています。どこのチームがテストをやっているかを知りたいでしょうけど、今はまだ公開できません。ただ、トップチームといわれるところとは、ほとんど付き合いがあるということは間違いないです。ほかにも各国の国内選手権でもかなりのチームに納入していて、たとえばスペインだとイモッテクスというチームに納入してます。あとフランスではヤマハのグランセですね。ヨーロッパ選手権では重要なライダー2名に供給してます。イタリアではホンダヨーロッパの要請を受けてホイールを供給しています。日本人だと森脇尚護選手ですね。彼には特別にパフォーマンスの高いモノということで、特別モデルを供給しています。さらにヤマハフランスに関してはMoto2クラスに向けてマシンを開発中のMGコンペティションというチームに供給しています。これはプロジェクトとしても力を入れていて、ちょっと興味深い展開となりそうです。そのほかにはモリワキが作った若いライダーを主体としたレースがあるそうで、そのレースのためにホイールを供給することになっています。若い人はお金があまりないので高価なモノは買えませんよね。ですから、高性能ながらコスト的には抑えた製品をかなり注力して製作しました。我々も、若い人たちの育成に力を入れたいという思いがあります。とにかく若い人たちのために、コスト的にはきつくないけれども高性能なモノを使ってその差を知ってもらいたいということで、そのような活動にも力を入れてます。
CP:御社の製品をはじめ、欧州、日本、アメリカと地域を問わずトップレンジのレーシングマシンに採用されているパーツにはイタリア製品が多いように思いますが、それはなぜだと思われますか?
G氏:基本的にイタリア人はクリエイティビティやデザイン、見かけ、外観にすごくこだわる民族です。それゆえにかなり個性的なモノを作り上げるといった民族性を持っているのでしょう。メイド・イン・イタリーの製品にはイタリア色が全面に押し出されているモノがすごく多いと思います。我々イタリア人自身もメイド・イン・イタリーの一番売りとなるようなポイントは細部にこだわった製品作りだと思っています。もう一つ言えるのは、我々イタリア人は美しいモノを作りたい、神秘性にすぐれたモノを作りたいという思いがいつも根底にあるので、ものすごくこだわって製品作りに取り組んでいます。神秘性と細部へのこだわり、この2つの観点から見たときにメイド・イン・イタリーの成功のカギが見えてくるのではないかと思います。とにかく“デザイン性にこだわる美しいものを作りたい”という信念によって、我々のメイド・イン・イタリーが成功を収めたんじゃないでしょうか。












